2026/03/30 09:00

 春は気候がよくドライブをする機会が増えます。ドライブをする機会が増えると、気をつけなければならないのは交通事故です。交通事故といえば、恐ろしい死亡事故などを思い浮かべてしまいますが、実際の交通事故は、車同士のちょっとした追突や接触、駐車場や交差点での自転車や歩行者の巻き込み事故、それら誰でも起こしてしまう軽微な事故が大半を占めます。そしてこれら些細な事故であっても、交通違反の減点がつき、それにより免許停止や免許取り消しなど、困ったことになります。


 事故を起こさなくても、車中で携帯電話をしているのを警察官に咎められれば減点2点。警察官に「脇見運転をしている」と言われれば減点2点。そして理不尽なのは、たとえ前の車が急ブレーキをかけ急停車したため軽く追突してしまったとしても、相手に対する人身被害の減点2点に加え、停まれなかったのは、運転に集中していなかったからとされ、注意義務違反の減点2点がつきます。この交通違反の減点は意外と厳しく、6点以上で免許停止、15点以上で免許取り消しとなります。追突事故の場合、治療期間が15日未満であれば減点2点ですみますが、15日以上となると減点4点。人身事故には注意義務違反の2点が加算されるので、一発で免許停止です。

 この治療期間っていうのが、警察官の判断であり、ただ検査しただけでも、治療1日とされ、減点2点に注意義務違反2点、1年以内に他に2点以上減点があれば、免許停止処分です。検査して「なんともなかった」という結果が出ても、警察官は杓子定規に「1日治療。治療を行ったから人身事故」としてしまいます。これはまったく理不尽です。

 人が絡む交通事故を起こすと、後日、警察署からものものしい手紙が届きます。それは現場検証の案内であり、事故を起こしてしまった現場で警察官と落ち合います。そして当時の状況を説明し、警察官はその話を聞き、交通違反の一覧表を眺め、どの減点に該当するか、杓子定規に決めつけ、免許停止や免許取り消しなど重大な措置が下される場合、後日、減点内容と処分の通知書が自宅に届きます。ほとんどの人は「◯◯△△で減点◯点。◯月◯日から免許停止◯日間」と言われると、「それで決定だ」とあきらめてしまいます。でも、免許停止になる場合、意見聴取の機会が与えられます。処分の通知書の後に送られてくる意見聴取の案内には「いついつどこに来れば、処分について不服を述べることができる」みたいなことが書いてあり、その日時に指定された場所に行けば、陳述書などを提出することで、場合によっては処分の軽減が受けられます。指定された日時に指定場所に行かなかったり、裁判所の職員が納得できる内容の陳述書を書けなかったり、何も意見を言わなければ、警察官が提示した処分が下されます。

 ほとんどの人は何がなんだかわからないので、指定された場所に行っても、「杓子定規に一覧表に基づき減点するのは理不尽だ」と訴えるだけで、 そのまま処分は決定してしまいます。一方、法律を知っている人は、目の前の警察官を罵倒するのではなく、文書にして、裁判所へ提出します。理不尽だと思う理由を法律に照らして書くことで、その妥当性が認められれば、免許停止処分が回避できたり、免許取り消しが90日間の免許停止になることがあります。しかし、これらの書類は「車が運転できないと困るからお願いだ」と相手の感情に訴えるように書くものではなく、法律の条文を示しながら、自分の訴えの正当性を主張していくものです。そのため、普通の人には書くことが困難なものとなっております。

 私はオリーブ石鹸販売イクススを経営する傍ら、行政書士の仕事もしています。今は「この交通違反への陳述書作成業務をやってみたい」と考えています。交通事故はあってはならないものですが、いくら避けたくても、道路に出れば避けられないこともあります。そんな時、少しでも人々の助けになれば幸いです。

 今日は少しいつもとは違う内容のブログを書きました。でも、誰でも車を運転する人には関係があり、もしもの時には、生活を左右しかねない大事なことなので、書いてみました。私も石鹸の配送中、交通事故を起こさないよう気をつけたいです。