クノッソス石鹸の効用
皮膚の痒みや肌荒れの原因となる肌の乾燥を防ぎます
クノッソス石鹸の原料であるオリーブオイルは人体の皮脂の40パーセントを占めるオレイン酸が主成分の油です。そのため、肌を洗うたびに皮膚に浸透し、皮膚を乾燥から守ります。また、クノッソス石鹸は伝統的な釜焚き製法により作られているため、石鹸内にグリセリンやビタミン、ポリフェノールなど、体に良い成分が含まれます。これらの物質はオレイン酸とともに働き、肌にハリとつやを与え、健康的なみずみずしい肌を保ちます。年齢と共に失われる油分を補充するにも最適な石鹸です。
肌の乾燥を防ぐことで皺(シワ)の生成をおさえます
皺ができる原因については、紫外線、加齢など、さまざまありますが、どの皺についても、必ず通る症状が「乾燥」です。肌は表面から表皮、真皮、皮下組織の3つで構成されており、乾燥を原因とした皺は、表皮にある角質内の水分が失われることで起こりやすくなります。初期段階は、表皮の皺であるちりめん状の小じわが多いですが、乾燥した状態を放置しておくと、皺がどんどん深くなる可能性があります。また、紫外線を原因とする皺に関しても、紫外線が表皮を乾燥させ、真皮の弾力を保つ細胞に損傷を与えることで引き起こされます。加齢によって皮脂分泌が減ると皮膚が乾燥しやすくなり、その乾燥が皮膚の弾力を失わせ、皺の原因になります。年齢を重ねるごとに乾燥予防は大事になってきます。
オリーブオイルは人の肌の皮脂の40パーセントを占めるオレイン酸が豊富に含まれる人の肌の皮脂に近い油です。そのオリーブオイルから作られるオリーブオイル石鹸には、人の肌に自然な脂分を与え肌を乾燥から守る働きがあります。当店で販売しているクノッソス石鹸は、世界的にも珍しいオリーブオイルのみを原料にして作られた純粋なオリーブオイル石鹸です。他のオリーブオイル石鹸に比べより多くのオリーブオイルが含まれます。また、この石鹸は、伝統的な釜焚き製法により製造されるため、グリセリンなどの化粧品や軟膏に使われる保湿成分が含まれます。クノッソス石鹸のノーマル石鹸は化学添加物が含まれていない天然素材の石鹸です。オーガニックにこだわりがある方にも安心して使っていただける製品です。
体臭にも効きます
体臭の原因は皮脂の酸化にあります
“鼻をつく嫌な臭い” 表立って言う人はいませんが、誰でも臭いがきつい人からは離れてしまいたくなるものです。そんな臭いの原因について、あなたは考えたことがありますか?「わきなど汗腺が多い場所が特に臭うことは体験上知っていても、なぜそこが臭うのかまではわからない」そんな人が大半だと思います。あの鼻をつく嫌な臭い。「汗臭い」とも言いますが、あれは単純に汗のにおいではありません。実はあれは汗腺から分泌され、肌にうるおいを与える皮脂が酸化した臭いです。
従来の石鹸では臭いを増加させてしまいます
従来の石鹸は、皮脂に含まれる汚れをとりのぞくため、皮脂を根こそぎ洗い流してしまいます。「皮脂が完全に落ちてしまえば皮脂が酸化することもない」 それが、そうはならないのが人体の不思議です。皮脂をツルツルに落としてしまうと、肌はむきだしとなり、外気の刺激から自身を守るため、肌は皮脂の分泌量を増加させます。そのため皮脂をツルツルに落とせば落とすほど、風呂上がりに分泌される皮脂の量は増えます。ツルツルになってよいと感じるのは、風呂上がりの時だけ。実際は体を洗う前より多くの皮脂に肌が覆われます。臭いの原因は皮脂の酸化ですから、皮脂の量が増えれば臭いの強さも増します。
クノッソス石鹸が体臭をおさえる仕組み
クノッソス石鹸は2つの点で従来の石鹸とは大きく異なります。1)天然素材のやさしい洗浄力のため体の皮脂を過剰に落としません。2)クノッソス石鹸の主成分であるオリーブオイルに含まれる抗酸化物質により皮脂の酸化を防ぎます。クノッソス石鹸は100パーセント・オリーブオイルのみ。他の油を混ぜることなしにギリシャ共和国クレタ島の伝統的な製法で作られた石鹸です。オリーブオイルの主成分であるオレイン酸は人の皮脂成分の40パーセントをしめる脂肪酸です。そのため、汚れた皮脂を落とすと同時に綺麗な皮脂を肌の表面に与え、肌がむきだしになることを防ぎます。 また、オリーブオイルは酸化が遅くいたみにくい油としても知られています。肌の皮脂を過剰に奪わず、オレイン酸で肌をやさしくコーティングするため、肌は自然な状態を保ち、皮脂の過剰分泌を防ぎます。オリーブオイルは酸化が遅いため、オリーブオイルが与えた皮脂は酸化しにくい傾向があります。次に、石鹸自体が持つ抗酸化物質についてお話しします。オリーブオイルが酸化しにくい油なのは、抗酸化物質であるポリフェノールやビタミンEが豊富に含まれるからです。
まとめると次のようになります。クノッソス石鹸は、皮脂を過剰に奪いません。綺麗な皮脂成分を与えることで肌を自然な状態に保ち、臭いの原因となる皮脂の過剰な分泌をおさえます。クノッソス石鹸は、抗酸化物質であるポリフェノールやビタミンEが豊富に含まれるため、臭いの原因となる皮脂の酸化をおさえます。結果、クノッソス石鹸を使用すると、体臭を防ぐことができます。ここでは皮脂の酸化による臭いを主にとりあげました。でも、もちろん石鹸の洗浄力により肌を清潔に保つことで、細菌の増殖をおさえ、細菌性の臭いの原因も断ちます。とりわけ、年齢ともに増す加齢臭にお悩みの方にはおすすめの石鹸です。
他のオリーブオイル石鹸との違い
クノッソス石鹸が体臭をおさえる仕組みについてはお分かりいただけたと思います。でも、それはオリーブオイル石鹸ならどれも同じと感じられた方もいるかもしれません。そこは少し違います。専門的な話になってしまいますが、オリーブオイル石鹸とひと口に言っても、実際はいろいろな石鹸があります。まず、大事なのは、石鹸の成分にオリーブオイルを使っていれば、オリーブオイル石鹸と名乗ることができることです。実際、オリーブオイルは石鹸にするのに適した油ではありません。オリーブオイルで、ただ石鹸を作ると、形が崩れやすく泡立ちが悪い石鹸になります。パーム油や牛脂などと違い、ただ鹸化(油を石鹸に変える化学反応)させただけでは、使い物になりません。 そのため、この油で石鹸を作るには2つの方法があります。1)他の油に混ぜオリーブオイルの石鹸作りに適さない性質を他の油でカバーする。2)長年にわたり培われた特殊な技術により石鹸に仕上げる。日本で出回っているオリーブオイル石鹸のほとんどは、他の油を混ぜ石鹸に適さない性質をカバーして作られています。中にはオリーブオイル石鹸と言いいながらも、オリーブオイルの原料に占める割合がメインではない石鹸もあります。業者にとって他の油を混ぜることの利点は、石鹸に仕上げやすくすることにより短時間で大量に生産できることです。 一方、他の油を混ぜることで、オリーブオイルの利点が減るだけはありません。他の油には、石鹸にすると皮脂を根こそぎ洗い流すような強い洗浄力を持つものや、酸化しやすい成分が含まれるものもあります。クノッソス石鹸を製造するブロコス・ブロス・クノッソス社は、長年にわたり培われた特殊な技術によりオリーブオイルのみから石鹸を作ることを可能としています。同社では石鹸を短時間で大量生産する製法をとることができないため、現代の消費社会にはあまり適していないかもしれません。 でも、本当によい物を一品一品、丁寧に作り、提供しています。 一度、お使いいただければ、他の石鹸との違いが分かると思います。