2025/12/05 09:00

 最近、YouTubeで石鹸が汚れを落とす仕組みについて分かりやすく解説している動画を観ました。石鹸は研磨剤のようにそれをつけゴシゴシこすることで汚れを落としている印象がありますが、実際は、皮脂と混ざり合い水を弾いてしまう汚れを包み込み皮膚から浮かせ、そのまま水と一緒に流してしまうことで、汚れを落とします。なぜ皮脂と混じり合い水を弾いてしまう汚れを落とせるのか?それは、石鹸の分子構造にあります。石鹸は水に溶けやすいナトリウムの後ろに皮脂となじむ油分がくっついた構造をしています。そのため、水に溶けやすいナトリウムが水と結合し、皮脂となじむ油分が皮脂の汚れとくっつきます。そして水を流すと同時に、皮脂にくっついた油分が皮脂の汚れを皮膚から浮かせて流します。そのため2つのことが分かります。まず第一に、石鹸は油汚れを落とすものであり、油汚れでなければ、わざわざ石鹸をつける必要はなく、水だけで汚れを落とすことができるということです。そして第二には、石鹸は汚れを浮かせて取り除くものなので、ゴシゴシこすっても、ただ肌を痛めるだけ、泡を肌に塗るように使うのがよいということです。言葉で説明しても分かりづらいので、この動画のURLを下記に貼っておきます。もし興味がある人はのぞいてみてください。



石けんはなぜ汚れが落ちる?