2025/10/30 09:00

 「冬至に柑橘類の柚子をお風呂に入れると、体が芯から温まる」と言われ、今でも一部の人たちの間では、柚子湯が行われています。私の実家でも、毎年冬が近づくと祖母が大きな柚子をお風呂に入れてくれました。柚子はお風呂にぷかぷか浮かび、普段のお風呂と違い面白く、また、風呂上がりには、気持ち、いつもより体がホクホクした。そんな思い出があります。柚子湯には、血行を促進したり、冷え性を緩和したり、美肌に効果があったり、そして何より人をリラックスさせる働きがあるようです。柚子をそのままお風呂に入れると、柚子が水でふやけ、形がくずれ、浴槽を汚してしまいます。そのため、今では皮だけネットに入れ、お風呂に浮かべることもされているようです。場所は忘れましたが、以前、どこかの銭湯でも、柚子の皮をネットに入れて浮かべていました。


 でも、なぜ柚子湯は冬至なのか?諸説あり、確実なところは分かりません。一説には湯治(とうじ)を冬至(とうじ)にかけているという話があります。季節の変わり目は体調をこわしやすいもの。お風呂場で心身ともにリフレッシュし、健康に過ごしたいものです。そして、そんなお風呂の友にクノッソス石鹸を使っていただければ、幸いです。