2025/09/10 09:00

 前回のメルマガで「合成洗剤はもういらない」という本の紹介をしましたが、私自身、この本に感化され、粉石鹸を買ってみました。Amazonで5kg2,518円。値段的には合成洗剤と変わりありません。まだ家には合成洗剤が残っているので、それを使い切ったら、使用してみようと思います。


 でも “なぜ私がこの本で感化されたのか” と言えば、古い本ながら思い当たるふしがあったからです。それは、合成洗剤では洗い上がりを白く見せるため蛍光増白剤なるものが入っており、それが衣服を白くすると同時に、衣服に付着し肌への刺激物になるということです。そして調べてみると、蛍光増白剤は今でも合成洗剤には含まれており、私が普段使っている花王の「アタック 高浸透リセットパワー」は、花王のホームページのQ&Aにおいて名指しで蛍光増白剤が含まれることが書かれ、“だからこそ、衣服をより美しく見せることができる” とさえ書かれていました。

 私は肌着に覆われているところだけ、カサカサ肌になることがありました。症状は軽く気にしなければ気にならない。でも、時々、かゆくて困る。それが普通だったのであまり気にしていませんでした。でも、この本を読むうちに “もしかして衣服を洗う洗剤の影響なのかもしれない” と疑うようになりました。私のカサカサ肌の症状がこの本で紹介されている症状によく似ていたからです。

 もともと、私は “環境のことを考えると衣服を洗う洗剤も石鹸にした方がよい” と思い、合成洗剤から粉石鹸に切り替えようと考えていました。でも、なかなか決断ができませんでした。その最大の要因は「粉石鹸で洗うと石鹸かすで衣服が白くなってしまう」と聞いていたからです。でも、この本を読み、石鹸カスで衣服が白くなってしまう要因とその対策法を知りました。

 衣服を洗う洗剤は直接肌にふれません。でも、それで洗った衣服は肌にふれます。私は衣服を洗う石鹸については、肌にふれないことから、あまり考えていませんでした。洗剤はすすぎですべて流れると考えていました。まさか白く見せるため衣服に残る成分があるとは思いもしませんでした。

 私も以前は「健康被害があれば問題として上がり、企業努力で解消される。昔は体に悪いものも出回っていたが、それらは解消され、今、市場に出回っているものは、体に良いものだ」と考えていました。でも実際は、軽い肌荒れ程度では、規制がかかることがなく、10年経とうが20年経とうが、普通に使われているみたいです。

 本当 “みんなが使っているから安心” とはせず、日々使っているものを見直すことは大事なことです。



こちらが蛍光増白剤について書かれた花王のホームページのQ&Aです。