2025/08/15 09:00

 賃貸住宅の退去時、料金を請求されるものにお風呂場や洗面台の鏡の汚れの清掃があります。普通に使用している汚れは大家さんが負担して清掃してくれるのですが、気をつけなければいけないのは石鹸バリアです。石鹸バリアとは、飛び散った石鹸カスが鏡にこびりつき、簡単にはとれなくなってしまったものです。退去時、大家さんが負担する部屋の備品の摩耗とは、部屋を大切に使ってもそれでも生じた損傷とされます。その部屋を大切に使うことを専門用語で “善管注意義務” と言います。石鹸バリアは定期的に鏡を拭き掃除していれば防げるものです。定期的な掃除はこの善管注意義務の一つとされているため、これを怠ったために生じた鏡の石鹸バリアは借主の費用で清掃となってしまいます。また、表面についただけでしたら清掃で済みますが、石鹸バリアの怖いところは、鏡自体を腐食してしまうことです。そうなると4万円から5万円ほどかけ、鏡を交換する必要がでてしまいます。引越しの時期、ただでさえお金がかかるのに、これらの出費はとてもいたいです。そもそも部屋が汚れていては日々生活する自分も嫌ではないでしょうか?忙しい中、手間ですが、1週間に1度程度は、洗面所やお風呂場の鏡の拭き掃除をしたいものです。


 この動画で紹介している部屋ではボディーソープ(合成洗剤)を使っていたと思われます。合成洗剤は自然には解消しないため、鏡へのこびりつきも解消されないのでしょう。当店で販売しているクノッソス石鹸のような本物の石鹸でしたら、ボディーソープのようにモワモワと泡立たないため泡の飛び散りは少なく、鏡に付いた石鹸も湿気により溶けて流れてしまいます。また、自然のものなので、残った石鹸カスは微生物が食べてしまいます。そのため、このように残ることはないと思います。それでも、洗面所やお風呂場は汚れやすい場所なので、定期的な清掃を心がけたいものです。

石鹸バリアについてはこちらの動画で紹介しています。画像もこちらの動画の一場面です。
【賃貸物件】退去時の敷金清算&原状回復費 ぼったくられない為の正しい知識 不動産Gメン滝島
6:00ぐらいから1分程度、石鹸バリアの話があります。