2025/07/30 09:00
洗剤の主成分である界面活性剤は、油を水にくっつけ油ごと汚れを流すことで、汚れを取り去ります。そのため、皮膚の表面部分だけに作用すればよいのですが、皮膚の表面で洗浄力を失わないと皮膚の皮脂まで削り取ってしまい、皮膚の炎症や乾燥肌の原因となります。
石鹸の界面活性剤は弱アルカリ性、肌は弱酸性です。そのため、石鹸は肌に触れると中和され洗浄力を失い石けんカスとなります。そして、石鹸から変化した石けんカスは、多くは水によって流され、肌に残ったごくわずかなものも、肌の健康バランスを保つ常住菌が食べてくれます。そのため、石鹸は、肌を痛めないだけでなく、細菌のバランスも保ってくれます。“無菌こそ清潔で安全” と考えてしまいがちですが、常住菌は人にとって必要なものです。体の表面にそれらの菌がいることで、恐ろしい病原菌が体内に入ってくることを防ぎます。一方、化学的に合成された合成洗剤は肌の弱酸性で中和されませんし、常住菌の食べ物にもなりません。肌の健康を考えれば、石鹸を使うことは理に適った選択だと思います。
ただ、石鹸にも問題はあります。石鹸の原料は油ですが、油の種類によっては、酸化しやすかったり、肌に刺激を与えてしまうものがあるからです。オリーブオイル石鹸の利点は、原料のオリーブオイルが、ビタミンやポリフェノールなど抗酸化作用がある物質を多く含むいたみにくい油であることや、人の皮脂に近い油であることで、肌にやさしい石鹸ということです。
クノッソス石鹸は、オリーブオイル100パーセントの純粋なオリーブオイル石鹸です。肌の健康に最適な品となっております。
