2024/11/25 09:00

 私もあまり深く考えたことがなかったのですが、薄毛とシャンプーの間には切っても切れない関係があるようです。私の周りでも、髪をよく洗う人ほど薄毛に悩まされています。髪の洗いすぎで頭皮を痛めてしまうことが原因とも考えられますが、「石けんと合成洗剤50のQ&A」洗剤・環境科学研究所編 という本には、衝撃的なことが書かれてありました。シャンプーで洗った場合、1分間すすいでも、約20パーセントものシャンプーが頭皮に残ってしまうそうです。なぜこんなに残ってしまうのか?それは、シャンプーの主成分であるポリオキシエチレンアルキルエーテル硝酸ナトリウムがタンパク質と結合することで、頭皮にしっかりと結合してしまうからのようです。汚れを落とす合成洗剤が頭皮を覆ってしまうことで、頭皮の健康が損なわれます。実際、朝シャンブームの後、育毛剤、カツラ業界の売り上げは、5年間で5倍になったようです。評論家の岡田斗司夫さんが「髪を洗わないホームレスにはハゲはいない」と発言していましたが、やはり残存シャンプーは薄毛やハゲに関係があるようです。シャンプーで髪を洗った時のしなやかな感じは、もしかしたら、シャンプーが残存することでそう感じるのかもしれないと思うと、そら恐ろしい話です。一方、昔ながらの本物の石鹸は、主成分が脂肪酸ナトリウムであり、タンパク質に結合することがなく、すすげば簡単に落ちてしまいます。そのため、シャンプーから石鹸に切り替えたら、毛が生えてきたという投書がちらほら新聞や雑誌に載っていたりします。その真偽は分かりませんが、いろいろな話を聞く限り、シャンプーは頭皮と髪の健康にはよくないようです。


 多くの人は「健康に悪いものなら規制がかかるはずだ」と考えがちではないでしょうか?でも、その健康に悪いにもレベルがあり、どこまでを許容範囲にするかは、物によってまちまちです。だから市場に出回っていると言っても、必ずしも、健康的なものとは限りません。また、規制がかからないということは、法律では認められているため、それを公然と非難する事はできません。そのため、なかなか情報が出回らないことも事実です。“一人一人の消費者が賢くなり、健康によい物を選んでいく必要がある” 私はそう思います。