2024/10/25 09:00

 オリーブは地中海沿岸で古くから栽培されてきた植物です。そのため1000種類以上もの品種があると言われています。クレタ島のオリーブオイルはギリシャ原産のコロネイキ種のオリーブから作られています。コロネイキ種は、非常に高品質で、フルーティーでスパイシーな味わいが特徴です。それもそのはず、他のオリーブオイルよりポリフェノールとビタミンEを豊富に含んでいるからです。ポリフェノールは酸化を防ぐ作用が強く、石鹸に含まれると、体臭を抑えたり、皮脂の酸化を阻害し皮膚の痛みをやわらげる働きがあります。またビタミンEは皮膚の保湿と再生に役立つと言われています。それゆえにヨーロッパでクレタ島のオリーブオイルと言えば、高級品との印象があるようです。また、日常的にこのオリーブオイルを食材に使っているクレタ島の人たちは長寿で有名です。クノッソス石鹸もコロネイキ種からとれたオリーブオイルから作られおり、他のオリーブオイル石鹸に比べ、より多くのポリフェノールやビタミンEが含まれています。


 クレタ島は、ギリシャで一番大きな島。四国の半分ほどの面積があり、多くの人が思い浮かべるギリシャの島(サントリーニ島など)とは異なります。アフリカに近く乾燥した気候で、雨は少なめ、ゴツゴツしたワイルドな風景が広がっていますが、そこら辺にオリーブの林があり、とても綺麗な所です。もし機会があれば、一度、訪れてみることをお勧めします。

※画像は今年の5月にクレタ島のイラクリオンで撮影したオリーブの木です。