2024/09/25 09:00

 今回は、ユーザー様からお問い合わせがあったことについて、記事を書かせてもらいます。


 お風呂場など湿気が多い場所で、水切りしない石鹸置きにクノッソス石鹸を置いていると、湿った石鹸が溶け、ぬるぬるしたものが出てきます。このぬるぬるしたものの正体は、オリーブオイルの油分と保湿成分のグリセリンが混じったものです。油分とグリセリン、どちらも肌をしっとりさせる肌の健康によいものなので、洗い流さず、そのまま使っていただければよろしいかと思います。

 グリセリンは、化粧品などに使う保湿剤でもあり、肌の保湿にはよいものです。しかし、石鹸を生成する化学反応を遅らせたり、石鹸を乾燥して固める手間を増やしたりと、石鹸づくりには支障となります。そのため、日本で販売されている一般的な石鹸では、石鹸にする油分だけを抽出して石鹸を作る方法を行っているため、グリセリンは含みません。そのためクノッソス石鹸ほどぬるぬるは出ません。

 溶け出すとぬるぬるが出るクノッソス石鹸の方が、一般的な石鹸より肌にやさしい石鹸です。ただ、ぬるぬるが出る状況にしておくと、石鹸が溶けて小さくなってしまいます。また、ぬるぬるは肌にはよくても見た目はあまりよくありません。さわり心地も悪く、ぬるぬるが出ると石鹸が柔らかくなり使い勝手も悪くなってしまいます。石鹸は、しっかり水切りしてくれる石鹸置きに置き、使わない時は乾燥させ、硬いままで使うことをお勧めします。