2024/06/30 09:00
香料を入れない天然素材の石鹸は原料の油の香りがかすかにします。合成洗剤を固めたものも固形石鹸として売り出されていますが、本来、これらに香りはなく、いわゆる石鹸の香りを加えてあります。いわゆる石鹸の香りとされるものは、1970年に発売された花王ホワイトが基準になっているようで、ローズ系の香料に、アルデハイドなど合成香料を混ぜた香りのようです。
オリーブオイル石鹸は天然の油を原料とした石鹸のため、原料となったオリーブオイルの香りがします。オリーブオイルの香りは、干した草の甘い香りに近いように感じます。オリーブオイル自体が植物性なので、私には、いわゆる石鹸の香りに近いように感じます。私の感覚ではオリーブオイルを原料とした白色の石鹸よりオリーブポマスオイルを原料とした緑色の石鹸の方がやや香りが強い気がします。
クノッソス石鹸のノーマル石鹸は白色も緑色もどちらも無香料ですので、オリーブオイルの香りがしますが、それほど強くはありません。ギリシャのパプトサニス石鹸は、結構、オリーブオイルの香りが強めでした。
オリーブオイル石鹸の香りが苦手な方がオリーブオイル石鹸を使う時は、香料が入った石鹸がおすすめです。オリーブオイルの香りは弱いので、香料の香りが勝り、オリーブオイルの香りが気にならなくなります。