2024/03/10 09:00

 私の友人に肌荒れで悩んでいる人がいます。彼の肌を見ると、ところどころ肌が硬くなり、見るからにかゆそうです。肌荒れは病気とされますし、私もそう考えていました。しかし、彼に話を聞いてみると、毎月6個も固形石鹸(100g)を使い切ってしまうとのこと。


 今、私は、風呂場、台所、洗面所と、部屋のあらゆる場所の洗剤を石鹸に替えて使っています。それでも月に3個ぐらいです。風呂場はよく減るのですが、それでも2週間で1個。台所は1カ月で1個。洗面所はほとんど使わないので、なかなか減りません。

 彼に話を聞くと、トイレを出たら必ず石鹸で手洗い。汚れていなくても、なんとなく石鹸をつけて手洗い。風呂場でも洗体タオルで泡立てて何度も全身をゴシゴシ洗う。などなど。これも感覚の違いでしょうが、私から見れば過剰なほど体を洗っています。私も男性の割には体をよく洗う方ですが、それでも彼には到底およびません。

 実際、入院中、お風呂に入れない期間が続くと体が気持ち悪くなるのですが、肌の状態は良くなります。やや油ぎってはいるものの、乾燥によるかゆみもなく、また肌荒れもほとんどないです。

 肌には悪玉菌だけでなく善玉菌もいます。その双方のバランスがとれると健康的な肌でいられます。不潔ですが、あまり洗わない方が肌の健康にはよいのかもしれません。

 肌荒れにお悩みの方は、一度 “自分が過剰に体を洗っていないか?”考えてみるのもよいです。その痛々しい肌は、病気ではなく、体の洗いすぎによる肌の損傷が原因かもしれません。