2024/01/15 09:00
“酸素呼吸をする生物は細胞内で栄養を燃やしてエネルギーを得ています” 燃やすというとわかりづらいですが、燃やすとは酸化させることであり、生物は細胞内で栄養を酸化させ、その時に発生するエネルギーで生きています。ただ、その反応が穏やかなため、炎は出ませんし、燃えるイメージがありません。でも、細胞内で栄養素を燃やして生きています。
そのため、窯で火をたけば窯自身も炎で痛むように、細胞も自身の呼吸によってダメージを受けます。そのダメージが細胞の劣化となり、老化の原因の一つともなります。そして、その細胞にダメージを与える物質、つまり細胞自身を燃やしてしまう物質がフリーラジカル(活性酸素)です。フリーラジカルの恐ろしいところは、ただ老化を早めるだけでなく、細胞を消耗させ、心臓などの病気を引き起こすことです。実際、心臓病の多くは酸化ストレスが原因とも言われています。
生物は自身の細胞が燃えてしまうことを防ぐため、それらフリーラジカルの働きを抑える抗酸化物質を持っています。抗酸化物質は細胞にとってエンジンを摩耗から防ぐ油のようなものです。時々耳にするポリフェノールやカロテノイドと呼ばれる成分は抗酸化物質の一種です。人間の体にももちろん備わっていますが、植物はより長く生き続けるため、人間より強力なそれを持っています。そんな植物の抗酸化物質を体内に取り込めば、自身の細胞が呼吸で痛むことを防ぎ、老化抑制ばかりか病気の予防にもなります。
オリーブオイルにはそんな抗酸化物質がとりわけ豊富に含まれるため、そのオリーブオイルから作られたオリーブオイル石鹸を使うことで、皮膚から抗酸化物質を摂り込み、体の酸化を防ぐことができます。とりわけ、石鹸は皮膚に直接触れるため、皮膚の状態をよりよく保つ働きがあります。